ランス、おめでとう! ヴィランクもおめでとう!

ヴィランク、ランス、マキュアン!

2004年の世界で一番暑い夏(自転車編)は幕を閉じました。(まだ、オリンピックがあるって…?!) いろいろな意味で、私にとって今年も感慨深いレースでした。 明日から、ちょっとパワーが落ちそう…なんで? 他の情熱も、よみがえらせねば。
以下 速報結果、いかに今年のボスが強かったということが・・・
The Final Top 10 Overall
1. Lance Armstrong (USP) 3,391.1km in 83h36'02"
2. Andreas Kloden (TMO) at 6'19"
3. Ivan Basso (CSC) at 6'40"
4. Jan Ullrich (TMO) at 8'50"
5. Jose Azevedo (USP) at 14'30"
6. Francisco Mancebo (IBB) at 18'01"
7. Georg Totschnig (GST) at 18'27"
8. Carlos Sastre (CSC) at 19'51"
9. Levi Leipheimer (RAB) at 20'12"
10. Oscar Pereiro Sio (PHO) at 22'54"
Lance Armstrong finished the final stage in 114th place, 19" behind the stage winner but it matters little, he has created history today.
今日の1等賞は、クイックステップトム・ボーネン。 なんと、第1集団の103人はボーネンと同タイムでゴールしたんです。 だからランスの 19秒遅れの114位というのは、総合順位には殆んど影響なし。 レース終盤は固まった集団の中で、位置は変えられないんでしょうね。 パリに入る前にレースの結果は殆んど決まってしまうのが今日のレースなんだろうと。 みんなで平和に凱旋した、というENDINGに見えたかもしれません。
レース途中ではシメオーニがアタックしたり、USPostalチームが、引っ張ったり、いろいろな局面があったようです。 有名選手の事故はなかったみたい。よかったね。 残念なことといえば、結果として ヤン・ウルリッヒが(彼の記録の中では)冴えなかったということでしょうか。表彰台を逃がしてしまいました。 2分10秒というのは、大きな時間差ですから完敗です。 やっぱり、ツールの勝負はあの苦しい苦しい中盤〜後半の山岳にあるんだということを痛感します。 新たな若手選手の活躍もありました。そういう中で、山岳賞を見事手中にしたヴィランクは本当にすごい! 登る人(climber)というか、闘う人(fighter)ですね。 一方のアームストロングは、挑戦者(challenger)から、指導者(leader)になっているような…。 すごいよ、ボス!
言葉は、いくらでも尽きないようなので、ここらへんで。 ツール好きはみんな、いろいろな思いで今年のレースを見守っていたと思うんだけれども、この自転車レースは本当に素晴らしいなーと改めて思ってしまった私なのでした。
[ photo credit : AP Photo/ Laurent Robours (Sportsline.com) ]