「生きる」によせて

前述の「生きる」という詩集は、mixiのコミュニティから生まれたそうです。詩集の巻末の座談会の記事が興味深かったです。
私も感化されて…
mixiの市民じゃないので、ここに置いときます。

何かが足りなくて 探していること
探しても見つからないこと

自分の心の中心が 空っぽだと気づくこと
満たされたいと思うこと

美しい言葉に触れたくなって 詩集を開くこと

言葉のきらめきと憂いをたどりながら
   心が透きとおってゆくのを感じること

いつのまにか あなたのことを考えていること
足りないのは あなただ と気づくこと

詩集巻末の座談会。谷川さんを囲んで数人の若い詩人が集まって、詩を書くときの状況などについて各々の話をしている。ある人が「詩を書けなくなる時って、気持ちが空っぽな時ではなく、逆に心がいっぱいになっている時の方が書けない」と話していた。そんなものなのかもしれない。ちょっと分かる気がした。