完走しました!

高尾山森林マラソン、とりあえず完走しました。
二度目の登りではシンドクて歩く量が増えてしまったのが反省ですが、とりあえず、足を止めないで、立ち止まらないで、動き続けることを心がけて頑張りました。(一応これでもレースだからね)途中、足がつってしまって立ち止まってストレッチしたりしました。 左が先につって、その後、右も。 レース中 初めての経験。 これってビリッとくるんですね。かなり時間をロスしてしまった感がありました。 でも、此処らへんで、男性をひとり追い抜いたんですが。

二度目の登りを上りきれば、後は下るだけだから、ゴールできる可能性は高くなります。 棄権しないで済むかも。 あと少し、あと少し、と思って頑張れました。 最後の階段の手前では気力が尽きそうでしたが、上から、「ここが頂上ですよ〜!」、「頑張ってー!」 と声援が・・・上りきらなければ。

2回目の小仏城山の頂上では、あああーーーとうとう来たぞーーーという感じでした。 そこで時計を見たのですが、何時だったか記憶がない。 時間内完走できると思っていなかったので、時間配分とかを頭に入れていませんでした。 時間を見ても、制限時間に間に合いそうなのか、もう間に合わないのか、まったく判断できません。 あと30分くらい、ある。 給水があるので、とりあえず飲んだら、呼吸が戻ってくるよう感じがしました。(最後の給水では、水よりも、食べ物が欲しかった。実は。)

なんとなく一呼吸して、前の男性が走り出したのに続いて、私もトボトボ走り出しました。(お、まだ走れるもんだなー、そんな感じ) 実は、この最後の給水で、「もう間に合いませんよー」とか、「競技停止勧告」 を受けるのではないかと、ヒヤヒヤしていたので、「足もとに気をつけて、がんばってくださーい!」、「あとは殆んど下りですからね〜!」 なんて送り出していただいて、「えっ? まだ走ってもいいのね。うれしいわ。」 そんな気持ちで、下り始めました。 ラッキー! な感じ。

下り始めて1キロ程は、濡れた赤土が滑りやすくて、超・危険な下りです。 転ぶのが恐いのでブレーキかけっぱなしで全然速く降りられません。 それでも、なんとなくゴールまでいける感じがしてきたら、嬉しくなってきました。 それに下りは確かにラクなんです。 つい10分前に、もう進めないと、立ち止まって階段を見上げたポイントを通過。 動き続けられている自分がちょっと嬉しい。 時間はあと25分弱くらいあります。 もしかしたら、時間いっぱいいっぱいで、遅れても、5分くらいかな。 下りの林道に入ると、しばらくは走りやすい(あまり滑らない)道になりまして、気分的にとってもリラックスしました。 私以外の方なら、此処で飛ばしてゴールまで行くのでしょうが、林の空気を楽しめるような、LSD的なランでずっと駆けていきました。 前にいた男性ランナーはあっという間に見えなくなっていたので、孤独なランナーです。 秋の森を独り占め。 こんな贅沢は、ギリギリ・ランナーだけ味わえる醍醐味かもしれません。 下りは、ある一定のペースが出来ていたので、そのペースでずっと走ってこれました。頑張らない代わりに、精神的に余裕が少しできた感じです。

走っている時、調子がいいときは、その時のペースにあった音楽が自然に 頭の中を巡っているのですが、この日もずっと、テレビのCMで聴いたインストゥルメントな曲が、心地よくペースメーカーになってくれました。 本当に苦しくなると、自分の息の音しか聞こえなくなって、無理に歌を思い出して唄うようにしたり、数を1から300まで数えようとしたり・・・するのですが、精神的な苦労はせずに、時間も気にならず、淡々と走ることができました。 「あと1キロ」ポイントを過ぎたら、ホームページ仲間の掲示板メッセージを思い出して、ああ!ビールだ!ビールだ!もうすぐビールだ! そんな感じでゴール!

時計を見たら、2時28分でした。 な、な、なんと時間内です! すごく嬉しくなりました。 皆さん、ありがとう。