コーラス

コーラス (角川文庫)
コーラスという映画を観にいった。(本はよんでないよ)
映画館で映画を観たのは1年以上ぶりかな。
なんとなく最近してなかったことをしてみたくなった。(大したことではなくてもいいんだ)


フランス映画だ。 フランス人の8人に一人が見たという触れ込み。 タイトル通り、合唱隊のお話。 合唱隊の少年は問題児だったり、個々にユニークだ。 どんな合唱隊かというのは映画を観てからのお楽しみなので省略。 音楽っていいなって思ったのと、人生の中で音楽に支えられて過ごした若い日々って誰にでもあったんじゃないかな、と自分の昔よく聴いていたCDのことを思い出したりした。


今日の朝、映画の余韻で目が覚めた。頭の中を透明な美しいソプラノが響いていた。 スッキリとした美しい気分。 こんな洗練された感覚で目覚めた朝があっただろうか。
昨年の暮れに仕事が変わり今の業務に付いてから、朝は目覚めるときに、毎日例外なく 職場の憂鬱が頭にずっしりとのしかかってきて、気分の良い目覚めなどなかった。 走っても 気分が晴れない日も多かった。


映画鑑賞が素晴らしい趣味だとは思わない。 でもいい映画はある。 映画が気軽に観にいける時代に生まれてよかったな、と感謝。 このキュートな仏映画に出会えたことに感謝。


それから音楽というものに感謝。 美しい音楽を無心で聴いているうちに、気が付いたら感動のあまり涙を流していた、という経験をしたことがある人なら分かる。(古い映画のグレゴリーペックじゃないけどね) 心が洗われるような音楽との出会いってあるから。 私のその 「音楽」 は クラシックだったな。 そんな20代の頃の自分を思いだしたりした。