風が強く吹いている

風が強く吹いている by 三浦しをん   ★★★★★


「 読み始めたら止まりませんよ 」 とライダーさんは言っていた。

風が強く吹いているかなり前に貸していただいたのに 読む時間がとれず、29日仕事を納めてから電車の中で読み始めた。 40ページ読んで 本が閉じられなくなってしまった。 (や、やばいっ) 本を手から離せなくなる快感に久しぶりにはまった。 昨日もかなり読んだが、今日は大掃除を終わらせることは諦めて残りを読み切ることにした。 だって、今 読むべき本なんだもの。箱根駅伝を目指すという内容なんだもの。 今日 読まなくていつ読めっていうのか?

ネタバレしてしまうのは失礼なので控えますが、面白いです。おすすめします。読んでください。いい本です。 大衆小説風で読みやすい本ですし。
登場人物は、楽天的で楽しさと軽さがあるような今風の学生たち。スポーツの鍛錬とか、根性とかにはまったく無縁のお気楽な学生生活…。 それが、一人の学生が現れたことを機に あれよあれよと 箱根駅伝を目指してしまう・・・マジ? というお話です。

えっ、いくら小説でも、そーんな強引〜☆ ありえないんじゃないの〜!? と、・・・思わないところが、作家の文章の巧みさか、本の世界の面白さか。 どんどん読めて、ちょっと熱くもなり、ちょっとホロッともきます。 読み終わって 至極さわやか。 走るってやっぱりいいよね。 駅伝ってすごい、素晴らしいよ! 走るって辛いんだけど やっぱり引き込まれる。


今年の箱根駅伝は、しーかり見ちゃおうっと思っていますよん。 ふっふっふ。
絶対に、あなたも読んだらはまります。