ミミズクと夜の王

ミミズクと夜の王 by 紅玉いづき ★★★★★
とある王国の隣に、人が恐れる 暗い「夜の森」がありました。 迷い込んだ人は帰ることはない恐ろしい森です。魔物が住んでいるのです。
そんな恐ろしい森に(誰も近づかない森に)入って行った子供がいました。 子供は、森の中で魔物の王に出遭います…。


久しぶりに魅了されました。物語のすてきな力に。 ひと息に読みました。 最近、児童向け ファンタジーばかり読んでいるのですが、たった1冊の小作品がこれだけの魅力を秘められるのかと、物語の持てる力にまたまた驚かされました。すなおに脱帽。 つたない narration に 未熟さも感じますが、読み進めるうちに気にならなくなります。 この物語中の誰かが、きっと貴方の心に触れることでしょう。 第13回電撃小説大賞受賞作品。
(女の子向け)

こんなファンタジーが書ける日本人の若手新人作家がいるなんて嬉しくてたまりません。