ハリー・ポッター 完結篇

Harry Potter and the Deathly HallowsHarry Potter & Deathly Hallows   by J.K. Rowling   ★★★★★★

読了です。 すごいです。 最後まで読んで もう一度思いました。 すごいっ!
英語で読むのは 過去に挫折もしてるので、今回は一気に突き進みました。 読み終えられて良かった。 (やっと他のことができます。)
内容に関しての記述は控えますのでご安心を。(書き出すと 延々と書いちゃうかも?我慢します) 敢えて、感想を書くとしたら 「すごい」 の一言かなぁ。 「物語、人物、予言」 もろもろ6巻までの伏線が、7巻の細部で活きていること、それから、様々な理由で別の場所にいる登場人物の各エピソードが、この物語の最終シーンに何らかの繋がり(意味)を持っているということ。 その切実さに泣かせられます。
この完結篇は今までとは違って、最初の第1章から かなりショッキングなシーンが増えています。 それは遂に You-Know-Who が力を増して、闇の魔力で 魔法界を支配しようとしている…その危機感であり、恐怖がひしひしと読者にも迫ってきて、物語の続きが心配でたまらなくなってきます。 加えて 今までの伏線部分の謎解き(または真実)が少しずつ明らかになっていくのも、読者の読みたい心理スピードをどんどん加速させてくれます。 もう話の行く先が心配で心配で、気になって気になって、ドキドキしながらページをめくり、一度開いたら 本を閉じられないんですよ。(これ魔法かな) 読み終わるまでは、夜 寝ている場合ではないんです。
7巻目では "Hallows" を追う という 独立したテーマがあり、ひとくくりの物語としての形式を付け加えている。 そんなところにも感服。


完結篇だから、話は かなり過酷ではあるのですが、いろんな箇所で、周知のキャラクターに 笑わせられたり、泣かされたり、ほろっとさせられたりします。何度も目に熱いものがジワッときました。 そこら辺がこのシリーズ・ファンの期待を裏切らない、魅力いっぱいの要素なんですけれど。

で、やっぱり最後がすごいんです。 最後の6章くらい。 そこら辺は、もう一度 読み直してしまった程です。 ローリングが、Deathly Hallows の最終章を早くに書き終えて何年も金庫にしまっておいたというエピソードは有名ですが、この最後はこうだったのかぁ!という感じでした。(← 下手なコメントは控えます)


日本語版はあと10ヶ月待たないと出ませんので、みんな是非原書にチャレンジしてみては?
読み終えた方、メールください。 是非 語り合いましょう!