銃とチョコレート

銃とチョコレート    by 乙一  (講談社 2006/5)    ★★★☆☆
銃とチョコレート (ミステリーランド)
世間を騒がしている怪盗ゴディバと、それを追う名探偵ロイズ。 古典的「怪盗もの」を思わせる始まりです。 憧れの名探偵に、ある日 リンツ少年は捜査協力の手紙を書きます…。

乙一が やってくれました。 講談社の子供向けミステリ・シリーズ。
ストーリーとプロットが 一流じゃなくっても、この本は面白いんです。 遊び心とユーモアいっぱい。 わーい、楽しんでるなあ。 本のイラスト(ちょっと不気味)から、装丁まで 凝りに凝ってます。 子供は 「ミステリ本は後半が面白い」っていう醍醐味を楽しめると思います。 そして(かつて子供だった)私たち大人は、仕掛け人側(出版社と作者)の遊び心を 味わっちゃう。 私は楽しく読みました。 大人が楽しい子供の本。 ふっふっふ。
(小学4・5年生くらい向けかな )